PROTEIN Laboratory

プロテインとは

プロテインとは「タンパク質」のことです。つまりサプリメントの「プロテイン」とは牛乳、大豆などからタンパク質を抽出したものです。

海外製品では卵や牛肉から抽出した、エッグプロテインやビーフプロテインなどもあります

なぜプロテインパウダーが必要か

タンパク質は筋肉の合成に欠かせない栄養素ですが、筋肉はもちろん、内臓や皮膚や血管など体のあらゆる部分を構成する栄養素なので不足しないようにしなければなりません。

特にアスリートや、筋肉を増やそうと筋トレに励んでいる人は、運動をしない一般の人よりも多くのタンパク質が必要です。

もちろん食事からタンパク質を摂っても良いのですが、肉や魚などのタンパク質を豊富に含む食材には、脂質も多く含まれているものがほとんどです。体に必要なタンパク質を食事だけで補おうとすると、多量の脂質も含まれてしまいます。また味付けなどで塩分も多くなってしまいます。

鶏のササミやムネ肉は高タンパク、低脂質の代表ですが、毎日毎食ササミばかり食べることは現実的ではありません。種類や部位によって異なりますが肉や魚は、約1/5がタンパク質で、脂質は同等かそれ以上含まれることもあります。

筋トレをして筋肉を増やしたい場合は1日に体重1kgあたり2g(体重70kgの場合は140g)のタンパク質が必要になりますが、脂質を抑えた食事だけで補うのは難しいでしょう。

プロテインパウダーを利用すれば余分な脂肪や糖質を抑えて、タンパク質を摂ることができます。

タンパク質だけが大切なのではない

前述のようにプロテインは脂質やカロリーを抑え、ほぼタンパク質だけを抽出したものです。

脂質やカロリーを抑えることは大切ですが、では脂や糖質が不必要かというと、もちろんそうではありません。

三大栄養素のタンパク質、脂質、糖質は全てが必要不可欠です。極端にタンパク質重視の食事はアスリートのパフォーマンスに影響するだけでなく、健康上よくありません。

ビタミンにはタンパク質の代謝に深く関わっているもの(特にビタミンB群)があります。これらが不足するとタンパク質の合成に支障が出ます。また、胃腸の調子が悪いと栄養の吸収も悪くなり、体づくりにも影響が出ます。

プロテインの効果を100%引き出すためにも、大雑把な言い方ですが「健康」であることがとても重要になります。

プロテインを飲むと太る?

太るか痩せるかは、摂取カロリーと消費カロリーのバランスで決まります。プロテインを飲むことが直接の原因になるわけではありません

プロテインにもカロリーがあります。タンパク質として20g程度を摂るなら、プロテインパウダーのカロリーとしては約110kcal程度になります。さらに200ccの牛乳で飲む場合は、牛乳が約130kcalで合計240kcal程度になります。

当然、この値が摂取カロリーにプラスされるのですが、プロテインを飲んで太ったと思っている人は、プロテインを含め食事全体を見直してみると良いかもしれません。

また、筋トレなどの運動強度が極端に弱い場合もあるようです。不必要なタンパク質は体脂肪になります。