PROTEIN Laboratory

ウェイトゲイナー

体をデカくする

世間一般では痩せたい人、ダイエットしている人の方が多く、その人たちから見ると体を大きくしたいとか、体重を増やしたいというのは理解できないかもしれませんが、筋肉を付けようと一生懸命筋トレをしているのに食が細いため、なかなか大きくなれないという人は相当数います。

原因は摂取カロリーの低さです。ウェイトゲイナーはプロテインに炭水化物や脂質をプラスしてカロリーを高くしたものです。

減量も大変ですが、増量も大変(特に少食の人には)です。少食だけど体重を増やしたい、カラダを大きくしたい人はぜひウェイトゲイナーを活用して下さい。

基本的に筋肉は栄養が有り余った状態の時が付きやすいです。筋肉は消費カロリーが高く、カラダにとっては燃費が悪いものなので付きにくく、落ちやすいのです。

つまり十分なタンパク質とカロリーを摂ることで筋肉がつきやすい状態になります。ウェイトゲイナーを1日数回飲むことで摂取カロリーを大幅に増やすことができます。

注意点として、特に海外製品は1食あたり1,000kcalを超えるようなカロリーが極めて高いものがあります。初めて飲む場合は、量を調整して胃腸の調子を診ながら徐々に増やしていくようにしてください。

ウェイトゲイナーの選び方

高カロリーのウェイトゲイナーを自分に必要なカロリーに合わせて量を調整すると、タンパク質が少なくなりすぎたり、タンパク質に合わせて調整するとカロリーや脂質が極端に多くなりすぎたりすることがあります。

ウェイトゲイナー選びで大切なことはカロリーとタンパク質のバランスです。

しかし、ウェイトゲイナーは製品によってタンパク質・炭水化物・脂質の割合が大きく異なることもあるので、自分の環境(体格、運動の強度や頻度、食事の内容など)に合わせて必要とするタンパク質とカロリーが摂れる製品を選びましょう。

腸内環境を整える

消化系が弱いとせっかく多くの栄養を摂っても吸収が悪く、なかなか体も大きくなりません。また、タンパク質が多いと腸内環境は悪くなるので、意識して発酵食品を食べるようにしたり、消化系のサプリメントで吸収率を高めたり腸内環境を改善しましょう。

※消化系のサプリメントはサプリメント・ラボラトリー / 消化系で紹介・解説していますので、参考にしてください。

バルクスポーツ リーンゲイナー

フレーバー イチゴミルク ミルクチョコレート
タンパク質 27.4g 28.9g
脂質 8.4g 8.6g
炭水化物 61.4g 59.9g
エネルギー 431kcal
容量 1kg
特徴、その他 中鎖脂肪酸、低GI炭水化物
コスト 約277.7円 / 1食分70g

ミルクチョコレートの場合は1食分70gでタンパク質20.0g、脂質6.0g、炭水化物41.9g、エネルギー302kcalになります。タンパク質、脂質、炭水化物を最適な配合でブレンドしています。

脂質として理想的なMCTs(中鎖脂肪酸=エネルギーとして使われやすいので体脂肪になりにくい)が使われています。ただ、中鎖脂肪酸は人によっては胃に不快感を生じることがありますので、その場合は半分程度の量から徐々に増やすようにして下さい。

チャンピオン スーパーヘビーウェイトゲイナー

フレーバー チョコレートブラウニー
タンパク質 27g
脂質 13g
炭水化物 53.5g
エネルギー 410kcal
容量 2.99kg
特徴、その他 ビタミン、ミネラル
コスト 約405.9円/1食分200g

チョコレートブラウニーは1食分200gでタンパク質54g、脂質26g、炭水化物107g、エネルギー820kcalになります。特に小柄な方で1食分としては多すぎる場合は、複数回に分けてもいいと思います。

ビタミンA・B群・C・D・Eや亜鉛、マグネシウムなどが配合されています。さらにセレンやクロムなどプロテインにはあまり添加されていない栄養素も入っています。

甘いのが苦手な方にはあまり人気がありませんが、個人的にはチョコ系のフレーバーでは一番美味しいと思います。

少し軽目の1食分148gでタンパク質34g、脂質7g、炭水化物98g、エネルギー580kcalのチャンピオン ヘビーウェイトゲイナー チョコレートブラウニー 3.18kgもあります。

HALEO チェイス

フレーバー ストロベリージェラート アーモンドチョコレート
タンパク質 27.4g 29.3g
脂質 0.8g 2.0g
炭水化物 65.0g 61.8g
エネルギー 361kcal 366kcal
容量 1.5kg、3kg
特徴、その他 WPI、食物繊維・乳酸菌
コスト(1食分80g) 約406.6円 約418.8円

チェイスはタンパク質にWPIを使用し、炭水化物は3種類の性質の異なる低GI(グリセミック・インデックス=炭水化物が身体に吸収される速度)炭水化物ブレンドEndure®が使われています。

bodyplusの記事には「Endure®のコストは一般のMRPやウェイトゲイナーに使われている炭水化物の実に20倍もしますが、それだけの値打ちは十分あるものです」と書かれています。

また、どんなに品質が良いプロテインでも消化・吸収が悪ければ無駄になってしまいます。チェイスには消化・吸収をサポートするプロバイオティクスやプレバイオティクス(プロバイオティクスの増殖を促す栄養成分)が配合されています。

安くはありませんが、予算があればぜひ使ってみたいウェイトゲイナーです。

BSN TRUE-MASS 1200

フレーバー チョコレート ストロベリー バニラ
タンパク質 16.1g
脂質 5.2g
炭水化物 71.6g 71.9g 71.0g
エネルギー 397kcal 394kcal
容量 10.25LB(4.65kg)
特徴、その他 豊富なEAA、BCAA
コスト(1食分310g) 約477.5円 約490.0円 約659.9円

トゥルーマス1200は海外はもちろん、日本でも人気のウェイトゲイナーです。タンパク質はWPC+WPI+WPH+ミルクプロテインのブレンドです。

チョコレートの場合は1食分310gでタンパク質50g、脂質16g、炭水化物222g、エネルギー1,230kcalになります。1回でこれだけ飲むのは小柄な日本人には多すぎると思うので、2回に分けて丁度良いかもしれません。

1食分310gにEAAが25gとBCAAが12g含まれます。

GOLD'S GYM / ゴールドジム ウェイトゲイナー

フレーバー チョコレート
タンパク質 30.3g
脂質 1.8g
炭水化物 61.2g
エネルギー 382kcal
容量 1kg、3kg
特徴、その他 低脂質、ビタミンB群6種
コスト 約58.1円 / 1食分20g

ウェイトゲイナーとしては脂質が少ないのが特徴です(中鎖脂肪酸などエネルギーとして使われやすく体脂肪になりにくい良い脂質もあるので、脂質の多い製品が悪いというわけではありません)。

1食目安量は20〜30gで、20g摂る場合はタンパク質6g、脂質0.3g、エネルギー76kcalになります。30gの場合はタンパク質9.1g、脂質0.5g、エネルギー115kcalになります。

糖質は消費したエネルギーを素早く補給できるように、デキストリンを配合しています。

Muscletech マステックエクストリーム2000

フレーバー トリプルチョコレートブラウニー バニラミルクシェイク
タンパク質 10.5g
脂質 1.1g 0.9g
炭水化物 77.5g 77.9g
エネルギー 362kcal
容量 7LB(3.18kg)、22LB(10kg)
特徴、その他 クレアチン、ビタミン・ミネラル
コスト(1食分285g) 約442.9円 約568.5円

タンパク質はWPC+WPI+WPHのミックスです。トリプルチョコレートブラウニーは1食分285gでタンパク質30g、脂質3g、炭水化物220g、エネルギー1,030kcalになります。

20種類のビタミン・ミネラルとクレアチン5gを配合しています。量を半分にして2回に分けて摂取しても良いと思います。

ビーレジェンド 超ZOURYO

フレーバー チョコ
タンパク質 21.7g
脂質 24.6g
炭水化物 48.6g
エネルギー 503kcal
容量 5kg
特徴、その他 3種類の糖質
コスト 680.0円 / 1食分200g

糖質はマルトデキストリン、果糖、ブドウ糖の3種類を使用しています。

1食分200gでタンパク質43.4g、脂質49.2g、炭水化物97.2g、エネルギー1,006kcalになります。

オプティマム シリアスマス

フレーバー バナナ チョコ ストロベリー
タンパク質 14.9g
脂質 1.0g 1.3g 1.0g
炭水化物 75.6g 75.0g 75.6g
エネルギー 372kcal
容量 6LB(2.72kg)、12LB(5.45kg)
特徴、その他 ビタミン、ミネラル
コスト 837.5円 / 1食分336g

チョコレートの場合は1食分334gでタンパク質50g、脂質脂質4.5g、炭水化物252g、エネルギー1,250kcalになります。

オプティマム ゴールドスタンダード ゲイナー

フレーバー シナモンバン クッキー&クリーム
タンパク質 27.1g 27.5g
脂質 5.4g 6.0g
炭水化物 55.2g 55.5g
エネルギー 379kcal 385kcal
容量 10.29LB(4.67kg)
特徴、その他 ブレンドプロテイン
コスト() 約595.6円 / 1食分203g
フレーバー バニラアイスクリーム コロッサルチョコレート
タンパク質 27.1g
脂質 4.4g
炭水化物 57.1g
エネルギー 379kcal
コスト 約595.6円 / 1食分203g

タンパク質はWPC+WPI+ミルクのブレンドです。クッキー&クリームの場合は1食分200gでタンパク質55g、脂質12g、炭水化物111g、エネルギー770kcalになります。

良い原材料を使ったウェイトゲイナーだと思いますが市場にあまり出回っていないためかレビューはまだありません。

アルプロン ウェイトアッププロテイン

フレーバー フルーツミックス
タンパク質 21.2g
脂質 1.6g
炭水化物 77.1g
エネルギー 407kcal
容量 1.2kg
特徴、その他 ビタミン11種、ミネラル3種
コスト 約77.0円 / 1食分30g

公式サイトでは1食目安量が20〜40gとなっています。仮に30gとした場合はタンパク質6.4g、脂質0.5g、炭水化物(食物繊維は0gなので糖質のみ)23.1g、エネルギー122kcalになります。

タンパク質はホエイ、糖質はマルトデキストリンを使用しています。ビタミンA・B群・C・D・Eとカルシウム、マグネシウム、ヘム鉄を配合しています。

レビューでは「コストパフォーマンスは良いが、泡立ちがひどく、あまり美味しくない」という意見が複数あります。

Kentai / ケンタイ ウェイトゲインアドバンス

フレーバー ミルクチョコ バナナラテ ストロベリー
タンパク質 19.7g 17.0g 16.3g
脂質 3.3g 0.7g 1.7g
炭水化物 71.0g 76.3g 77.0g
エネルギー 393kcal 380kcal 390kcal
容量 360g、1kg、3kg
特徴 ビタミン11種、ミネラル3種
コスト(1食分30g) 約63.4円 約69.9円 約69.9円

タンパク質はホエイ+カゼイン、糖質はマルトデキストリン+果糖が使われています。 ビタミン11種とカルシウム、マグネシウム、鉄を配合しています。

ミルクチョコは1食分30gでタンパク質5.9g、脂質1.0g、エネルギー118kcalが摂れます。

amazonで非常に多くのレビューを集め、満足度も高いウェイトゲイナーの一つです。

パワープロダクション マックスロードウエイトアップ

フレーバー チョコレート
タンパク質 37.6g
脂質 4.1g
エネルギー 375kcal
容量 1kg、3.5kg
特徴、その他 乳酸菌EC-12、ビタミンA・B群・C・D・E
コスト 約171.8円 / 1食63g

タンパク質は吸収速度の異なるホエイとカゼインと大豆のブレンドです。ビタミンA〜Eとカルシウム、鉄、マグネシウムを配合しています。

糖質はマルトデキストリンとパラチノース、脂質はエネルギーになりやすい中鎖脂肪酸を使っています。タンパク質 : 脂質 : 炭水化物 = 4 : 1 : 5の比率にしています。

1食分63gでタンパク質23.7g、脂質2.6g、炭水化物31.8g、エネルギー236kcalが摂れます。

体を大きくしたい時は食事量、特にタンパク質の量が増えるので、腸内環境が悪化しやすくなります。マックスロードウェイトアップには整腸作用のある乳酸菌EC-12を1食分63gあたり約1000億個配合しています。

成分内容や成分量など全体的にバランス良くできたウェイトゲイナーです。レビューでは成分内容、味ともに満足している人が多く高い評価を集めています。

Weider / ウイダー ウェイトアップビッグ

フレーバー バニラ
タンパク質 16.7g
脂質 1.0g
炭水化物 73.7g(糖質として)
エネルギー 373kcal
容量 210g、1.2kg
特徴、その他 ビタミンB群・D、カルシウム、オルニチン
コスト 約80.8円 / 1食分30g

タンパク質はカゼインで、糖質はデキストリン+果糖です。

オルニチンは、エネルギーとなるATPやグルコースの生成を妨げる有害なアンモニアの解毒作用があり、シジミ汁などで知られていますが、食欲を増す効果があることも分かっています。

amazonでは同社のスタンダードなプロテインの「マッスルフィットプロテイン」と同程度のレビュー数を集めていて、とても美味しくて飲みやすいという意見が多いです。

SAVAS / ザバス アスリート ウェイトアップ

フレーバー バナナ
タンパク質 19.0g
脂質 1.4g
炭水化物 69.0g
エネルギー 367kcal
特徴、その他 マルトデキストリン、ビタミン10種、ミネラル3種
アンチドーピング インフォームドチョイス
容量 420g、1,260g
コスト 約67.3円 / 1食分21g

素早いエネルギー補充のためにマルトデキストリンを配合しています。また、10種のビタミンと汗で失われやすいカルシウム、鉄、マグネシウムを配合しています。

1食21gでタンパク質4g、脂質0.3g、炭水化物14.5g、エネルギー77kcalになります。

タンパク質もカロリーも少なめなので、体を大きくするには1日に1〜2食では足りない場合もあるでしょう。体格によっては飲む回数を増やすなど、量を調整する必要があると思います。

マイプロテイン ウェイトゲイナー ブレンド

フレーバー チョコレートスムーズなど全5種
タンパク質 31.4g
脂質 6.2g
炭水化物 50g
エネルギー 388kcal
容量 2.5kg、5kg
コスト 約160.0円 / 1食分100g

1食目安量は100gとなっていますので、1食当たりのタンパク質含有量やカロリーは表を参照してください。

フレーバーは他に抹茶ラテ、ストロベリー、ノンフレーバー、バニラがあります。

マイプロテイン オールインワン パフォーム ブレンド

フレーバー チョコレートスムーズなど全4種類
タンパク質 43g
脂質 3.7g
炭水化物 32g
エネルギー 337kcal
特徴・その他 クレアチン、HMB
容量 2.5kg
コスト 約248.3円 / 1食分70g

WPCとWPIのブレンドです。トレーニング後のエネルギー補給のために炭水化物を配合しています。フレーバーは他にノンフレーバー、ストロベリークリーム、バニラがあります。

1食分70gでタンパク質30g、脂質2.6g、炭水化物22g、エネルギー236kcalになります。1食あたりクレアチン(クレアピュア®)5g、HMBを1.5g配合しています。