プロテインを選ぶ
海外製品も手軽に入手できる現在、国内外のブランドから様々な種類のプロテインが市場に出回っています。選択肢が多いのは嬉しいことではありますが、特に初めてだとどれを買えば良いのか迷ってしまいます。
選ぶ時のポイント
各種プロテインの特徴や、配合された成分について分かってくると、候補はある程度絞られてきます。あとはコストとフレーバーの好みの問題です。
配合されている成分について詳しく知りたい場合、アミノ酸などはサプリメント・ラボラトリーで、ビタミンやミネラルはビタミン&ミネラル・ラボラトリーで解説していますので参照してください。
フレーバー選びも大切です。もちろん、余計な添加物や甘味料が嫌でプレーンを選ぶストイックな人も多いです。しかし、プレーンが苦手ならば嫌々飲むよりも、自分の好きなフレーバーを美味しいと感じながら飲む方が良いと思います。

ホエイプロテイン
ホエイプロテインは牛乳が原料のプロテインです。ヨーグルトに透明の上澄み液ができますが、これをホエイ=乳清といいます。市場に最も多く出回っているのがホエイプロテインです。
消化吸収が早いので、トレーニング直後など迅速なタンパク質の補給が求められる時にはホエイプロテインが適しています。
ホエイプロテインは製法ごとに3種類あります。
WPC
Whey Protein Concentrateの略で、ホエイプロテインの多くはこのWPCです。
乳清のビタミンやミネラルを多く残すことができますが、乳糖が含まれるため、牛乳を飲んでお腹がゴロゴロする乳糖不耐性の方は、同様の症状が出る可能性があります。
WPI
Whey Protein Isolateの略で、WPCをさらに精製して乳糖などをできるだけ排除し、タンパク質含有率を90%以上まで高めたものです。ただし、ビタミンやミネラルなどその他栄養素もほぼ排除されてしまいます。
牛乳を飲むとお腹を壊してしまう乳糖不耐性の人は、このWPIを選ぶようにしましょう。価格はWPCよりも高くなります。
WPH
Whey Protein Hydrolysateの略で、加水分解ペプチドとも表記されます。
WPCをペプチド(アミノ酸が繋がった状態)に分解したもので、そのため消化吸収速度が抜群に早くなります。価格はホエイプロテインの中で最も高くなります。
ソイプロテイン
大豆からタンパク質を抽出したものがソイプロテインです。
ホエイプロテインよりも消化吸収が遅く、腹持ちが良いので就寝前や減量中に活用できます。トレーニング後はホエイプロテインを飲み、就寝前にソイプロテインやカゼインプロテインと使い分ける人もいます。女性ホルモンと似た働きのイソフラボンを含むので、女性の愛用者も多いようです。
飲んだ時の喉越しがホエイよりも少し粉っぽく感じます。ソイプロテインのプレーンはホエイより飲みづらく感じる人が多いと思います。価格はホエイよりも安いです。
カゼインプロテイン
カゼインプロテインはホエイプロテインと同じく牛乳から作られるプロテインですが、消化吸収が緩やかなため長時間にわたってアミノ酸濃度を保つことができると考えられています。就寝前や食事の間隔が大きく開いてしまう時などに活用できるでしょう。
ミルクプロテイン
牛乳の成分を濃縮し、乳糖と脂質を取り除いてパウダーにしたものです。ホエイプロテインやカゼインプロテインと混同されやすいですが、ミルクプロテインはホエイとカゼインの両方を含みます。
国内製品ではあまり見かけませんが、海外製品ではブレンドプロテインに含まれていることもあります。
エッグプロテイン
卵白に含まれるアルブミンを原料としたプロテインです。消化、吸収が早く脂質が少ないので優れたタンパク源となりますが、コスト面でホエイより高くなります。
国内製品ではほとんど見かけません。海外製品でも単品のエッグプロテインは少なく、ブレンドプロテインに含まれることが多いようです。
ビーフプロテイン
牛肉を原料としたプロテインです。現在のところビーフプロテイン単体、ブレンドプロテインともにあまり数はありません。ビーフプロテインはクレアチンを多量に含みます。
ウェイトゲイナー
ウェイト・ゲイナーはプロテインに炭水化物(糖質)を配合した物です。少食の人はウェイト・ゲイナーを飲むことで摂取カロリーを増やすことができます。海外製品の場合はカロリーがかなり高いものが多いので、量を調整する必要があるかもしれません。
MRPと混同されやすいのですが、ウェイト・ゲイナーはあくまでもプロテインをベースに炭水化物(糖質)を配合した物ですからタンパク質の含有量がMRPよりは高いです。MRPは食事の代わりということですから、タンパク質、脂質、糖質がバランス良く配合され、ビタミンやミネラルなど必要な栄養素が添加されています。
MRP
ミールリプレイスメントパウダーの略で、代替食という意味です。食事の代わりということですから基本的にはタンパク質、脂質、糖質がバランス良く配合されているため、プロテインパウダーのようにタンパク質の割合が高いというわけではありません。